カイコ録

子供を通じて人生を回顧するブログ

生後6カ月を迎えて

なんだかんだとどたばた子育てしながらようやく半年が経過したタイミングでいまの心境を綴ってみる。

産まれた直後の感想は「自分の子供が産まれたという実感がほとんどない」と書いたけれど、ミルクを飲むか泣くか寝るかしかなかった頃に比べれば、興味あるものに手を伸ばしてみたり、親がいなくなると泣いて叫んで相手してくれアピールしてみたりと人間っぽい行動も取るようになってきていて、「子供がかわいい」という感情は明らかに高まっている。

とはいえ、まだ意思疎通ができるレベルではないので、「自分の子供」とは思えても、まだなかなか家族的という実感までには至らない。かわいいというのもペット感覚というか、よくネットで出回る猫のかわいい動画を見るときの感覚に近い。そういう意味では自分の中の意識では、動物からペットになったという感じかな。

生後2カ月でRSを煩った時はさすがにびっくりしたけれど、それ以外はいまのところ大きな病気にもかからず元気にすごしてくれている。生まれた直後からよく寝る子だったけれどそれはいまも変わらず、夜も平気で8時間とか10時間寝てくれる。最近は保育園から受け取ったらお風呂入れて母乳あげるとすぐ睡眠、その後は1、2度起きるか、たまに朝までノンストップで寝てくれることも。とはいえ朝は5時くらいには目覚めるため、夜更かしすると睡眠不足になってしまうのがつらいところ。

またなやましいのが母乳の場合、夜中に起きてしまうと母親も起きざるを得ないということ。夜中に泣き出してからミルクを作ろうとするとどうしてもタイムラグがあるのでそのぶんずっと泣かれるくらいなら母乳あげた方がはやい、となってしまうんだけど、母親がつかれているときに父親が全部面倒みよう、としても結局は頼らざるを得ず、一方でそれに甘えてついつい気がつかず朝を迎えてしまったりというのはなかなか悩ましいところです。

おなかが減るとギャン泣きするけど、ミルクや母乳をあげると数時間はおとなしくしてくれるので、長時間の移動もしやすい。同じくらいの年齢の子供がいる知人と話したときに「いつ泣くのかわからないから長時間の移動ができない」と嘆いていて、ああそういう点でうちの子はありがたいなと気がつかされます。

一方で人見知りなのか甘えたがりなのか、親とそれ以外の人で明らかに態度が異なる。もう半年くらい保育園に預けたので知らない人にもなれたかな、と思い一時保育を試してみたところ、「ずっと泣いていてミルクを飲んでくれませんでした」と言われてしまった。

お風呂も大の苦手のようで、保育園ではお風呂に入ろうと服を脱がしはじめた時点で「こいつ風呂に入れようとしているな」と気がついてギャン泣きするらしい。家でもお風呂は大嫌いで、風呂場の前に来ただけで気がついて泣き出してしまう。

ただ、母親が入浴させる時だけは一切泣くことがない。いつもぐずっている時には父親が抱っこしても安心してくれるし、一時保育のお迎えでさみしがって泣いていたのを父親が受け取ったときも収まってくれたので、てっきり父親にも心を許してくれているのかと思いきやお風呂だけは別らしい。普段入れている回数が違うとはいえ、こういうところに母親と父親の違いがでるのだろうかとか少し考えてしまう。

実際問題おなかがすいてぐずったときにすぐ母乳をあげられるのは母親だけで、ミルクは作るまでに時間がかかるし、外出時の予期しないぐずりにも対処できるという意味では、少なくともこの年頃までは母親にしかできないことはあるなあと実感します。

最初の頃は泣き声で必ず起きていたけど、最近疲れていると気がついたら夜中のオムツ替えも母乳も終わってたり、平日の朝はつい起きるのが遅くなって朝ご飯つくれなかったりと、少しずつだれてしまっているのも反省しきり。離乳食もいまはお試し程度で始まったけど、これからご飯を食べさせる時間も増えてくるので、前向きに育児にもはげも追うと思います。まずはお風呂で泣かれないところからだな……。