カイコ録

子供を通じて人生を回顧するブログ

初めての子連れ旅行は湯河原一泊二日の旅にしました

ことのはじまりは、クレジットカードの特典としてもらえた宿の宿泊券1万円分が有効期限切れそうになったこと。せっかく1万円も安くなるならどこか行きたいけど遠出は大変、だったら近場でいい宿を探して、宿でゴロゴロするのをメインにしようということで場所探し。関東近郊の特急列車1本でいけそう、温泉がある、できれば食事は全部部屋食で、という条件からいくつか探した結果、初の子連れ旅行は湯河原に決めました。

出発は東京駅。朝早かったので地下のグランスタに降りて、「仙臺たんや 利久」で朝食メニューの麦めし定食をいただきます。テーブル席もあるけど基本はカウンターなので子連れには厳しいんだけど、抱っこひもで支えていれば食べられないこともないかな。最初の旅ということもあって取り回しに不安のあるベビーカーはやめて、抱っこひも一本で勝負しました。

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グランスタ内には授乳室もあるので、駅を出ずにオムツ替えができるのもありがたいところ。

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湯河原へは東京駅から特急踊り子号で1時間ちょっと。今回チケット間違えてグリーン取ってしまったんだけど、グリーン車両の前後は荷物置きスペースが用意されているので他の席よりちょっとオトク。折りたたみ式の小型なベビーカーならこのすきまにいれられそう。

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到着した湯河原の駅前は足湯ならぬ手湯が用意されてました。足湯も手軽に思えて靴脱いだり足を拭いたりがちょっと面倒なので、手湯ってなかなか面白い。

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お昼前に到着予定したので、そのまま駅前でランチ。宿はおそらく魚系が多そうだから違うもの食べたいね、ということで選んだのが地元に愛されているというハンバーガー店「カオス」です。

ハンバーガーショップ カオス (Chaos) - 湯河原/ハンバーガー [食べログ] https://tabelog.com/kanagawa/A1410/A141002/14046194/

湯河原駅を出て左方向に数分ほど歩くと到着。

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メニューはこんな感じ。よくわかりにくいんだけどカオスバーガーが一番シンプルなハンバーガーで、そこにトッピング入れたりすると名前が変わっていくみたい。

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初めての店は王道メニューをいただく、ということでカオスバーガーをチョイス。バンズはふかふか、肉はジューシーでこれはうまい! この旨さで280円は安すぎる! 近くにあったら通うなー。そしてまた湯河原来たら来るなー、というくらい気に入りました。

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ポテトもいかにもなファーストフードっぽい形状ではなく、厚みがあってほくほくでうまい。これは地元民に愛されるわけだわー。

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チェックインまで時間がまだあったので、駅前のバスに乗って足湯ばかりが楽しめる「独歩の湯」へ。

足湯施設「独歩の湯」 | 湯河原温泉観光協会公式サイト http://www.yugawara.or.jp/dayplan/ashiyu.php

温泉自体は多少山を登る必要があるのですが、ちょうど夏の暑い日だったこともあってかなり大変。通りがかりの観光客に「これ、この先まだ昇るの?」と聞かれるくらいだったので、けっこうみんなへばっていたっぽい。

こちらが独歩の湯。大人300円の入場料を払って園内に入り、いくつもの足湯が楽しめるという仕組みです。

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足湯自体はそれほどすごいものじゃないんだけどのんびり楽しむにはいい場所でした。もうちょっと暑さが落ち着いた時期だったらもっと堪能できたかなー。

暑さにだいぶめげ始めてきたのでタクシーを使って今回の主たる目的である宿へ。今回は「うおしづ」という旅館に泊まることにしました。

割烹旅館 うおしづ【公式サイト】 https://uoshizu.com/

冒頭でも書いた通り夕食、朝食ともに部屋食がOKなことに加えて、各部屋それぞれに露天温泉がついているというのが特徴。結果からいうととても満足な宿でした。

入り口は綺麗なんだけど風情のある作り。

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部屋は10畳にプラスアルファで露天温泉つき。0歳時がいると伝えておいたら最初から子供用の布団を敷いておいてくれる気遣いがうれしい。

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客室は川側と山側があって、今回泊まったのは川側の客室。窓の外には川が流れていて、川の音が部屋にいても聞こえてきます。

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外に出ると下に続く階段が。

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そろりそろりと降りていくと……。

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階段下に露天温泉! しかもシャワーも付いているいたれりつくせり設計! ちょっと隠れ家っぽい作りが面白い露天風呂です。

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露天風呂以外に普通のお風呂もあり。

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大浴場は室内室外に温泉。こじんまりしているけどのんびりできます。

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お楽しみの部屋食は、正直に言って食事を目当てで来るほどではない、んだけど十分美味しい。何よりいつ騒ぎ出すかわからない子供の面倒を部屋の中で見ながらのんびりご飯できるというのが最高にありがたい環境です。

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こちらがおしながき。

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部屋食は合計2回に分けて運んできてくれます。タイミングもしっかり見てくれるし、子供が泣いていても「子供は泣くのが仕事ですから」というテンプレフレーズでフォローしてくれるしで、本当にのんびり食事が楽しめました。

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こちらは朝ご飯。手作り豆腐が美味しかった。

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日曜日宿泊で月曜日チェックアウトという安めの日程で、割引がなければ1泊4万円、1人あたり2万円という価格設定。高いか安いかは悩ましいところですが、一切宿から出ずにご飯を部屋で食べられて温泉入り放題ということ考えると納得ではあります。ただハイシーズンはもっと金額高くなりそうですが。

宿のレビューを見ていると賛否両論あって、否定派はそのほとんどが「掃除が行き届いてない」みたいなところを指摘しているんだけど、こういう古い旅館に最新鋭のホテルみたいなものを期待してもなあ、というのが正直なところ。部屋は十分に綺麗だったしクーラーやウォシュレットも完備だったし、十分に満足な宿でした。

チェックアウトした翌日はロマンスカーに乗りたいという手段が目的化したルート設定によってひとまず小田原に出ることに。ランチは知人がお勧めしてくれた「天史朗寿司」へ。

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ここの特徴は地元の魚で握ってくれる地魚寿司。トロとか食べるよりこういう魚の方が好みなのでこれは嬉しい握りです。思わず日本酒もあわせてしまった。

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子連れということで2階の座敷に通してくれて、ボタンで店員さん呼び出せたりと配慮もいたれりつくせり。ただ、カウンターでちびちびお酒飲みながら寿司をつまむのがこのお店の醍醐味っぽいので、今度小田原来るときにはそんな楽しみ方もしてみたいところです。

天史朗寿司 (てんしろうずし) - 小田原/寿司 [食べログ] https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14001483/

ご飯を食べたら小田原の名所中の名所、小田原城へ。

最近改築されたばかりという小田原城は、中に入ればクーラー聞いているし授乳室もあるしで、これまた子連れには嬉しい観光地でした。内装がまるで美術館みたいになっていてお城っぽさがないというさみしさはあれど、子連れはこのくらいのほうがありがたい。ちなみにさすがにエレベーターはないので上までは階段です。

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小田原城を出て一息ついたらいよいよ待望のロマンスカーへ。

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旅行の最後ということで社内を堪能しようとおもったら、なんと車内販売で残草蓬莱が! しかもロマンスカーデザイン! カップ酒でもさすがは残草蓬莱、カップ酒とは思えないうまさで旅のいい締めくくりになりました。

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子連れの旅に慣れない新米親としては、都心から電車1本で行ける観光地というのはとてもありがたい。次はロマンスカーで箱根あたりも行きたいなーと思いつつ、2歳までは無料だから飛行機も乗りたいな、といろいろ画策しております。